離乳食を作るのってとっても大変!
そんな時、役立つのが市販のベビーフードですね。
もくじ
ベビーフードのメリット
ベビーフードの特徴を確認して、メリットを考えましょう。
衛生的に持ち運べる
ベビーフードには保存料は使われていませんが、長期保管ができます。
水を加える乾燥品以外にも、袋、カップ容器、瓶容器に入ったそのまま食べられるものもありますが高温で殺菌しているので腐りません。
夏場など手作りの離乳食を持ち歩くことは、離乳食が傷んでしまうことを考えるとおすすめできません!
赤ちゃんは大人より抵抗力が低いので、食中毒には特に気をつけてください。
持ち運ぶのであれば、常温で保管できてそのままでも食べられる、ベビーフードは便利で安心です。
うす味に作られている
ベビーフードは薄味になるように食塩の濃さについて上限が定められています。
ベビーフード協議会自主規格
◆12ヵ月までの商品:200mg/100g以下(塩分約0.5%以下)
◆12ヵ月以降の商品:300mg/100g以下(塩分約0.7%以下)
0.5%の塩分濃度と言われてもわからないかと思いますが、お味噌汁の塩分濃度の目安が0.8~1.0%です。
実際の商品をチェックしてみましょう
~9ヶ月ごろから~
和光堂・グーグーキッチン
鶏ごぼうの炊き込みごはん 約0.4%
キユーピー・ハッピーレシピ
やわらか鶏の五目ごはん 約0.3%
~12ヶ月ごろから~
和光堂・グーグーキッチン
さつまいもとかぼちゃのシチュー約0.5%
キユーピー・ハッピーレシピ
チキンのかぼちゃシチュー 約0.5%
2021年5月
上限を下回り、薄味でつくられています。
赤ちゃんにとって塩分のとりすぎは、とても危険なので家庭で作るときも塩は最小限にしてください。
塩分が薄くても、お出汁でしっかり旨味をつけることで、味も濃く美味しく感じることができます。
赤ちゃんに適した固さ
赤ちゃんにとって、離乳食の硬さや具の大きさはとても大事です。
ただ柔らかければいいということでなく、食べる力を育てるためには成長に合わせて固さもなめらかさも変えていかなくてはいけません。
ベビーフードは舌でつぶせる硬さ、歯ぐきでつぶせる硬さなど、赤ちゃんの食べやすい状態に作られています。
アレルギーへの配慮
ベビーフードであれば『7大アレルゲン不使用』の商品もたくさんあるので安心です。
7大アレルゲン
卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かに
大手メーカーのものは、ホームページでアレルゲン検索ができたり、原材料の情報がみれることも安心の一つです。
原料にアレルゲンを使用していない場合でも、製造工場でアレルゲンを含む商品を作っていり場合などもあります。
気になる方はパッケージの注意喚起やメーカーのホームぺージで確認してみましょう。
調理の手間が省ける
煮込んで、すりつぶして、時には裏ごしもして・・・離乳食調理はとても大変です。
ベビーフードを使えば、そのような負担を減らすことができることも大きな魅力ですね。
育児はとても大変で、離乳食をつくる余裕がないときがあります。
時間がないとき、体調がすくぐれないとき、理由はないけれどキッチンに立ちたくないときだって誰にでもあります。
離乳食をつくるのが負担になるとき、ベビーフードを使用して負担を減らすことができます。
ベビーフードのデメリット
では、ベビーフードの気になる点はどういったものがあるでしょうか。
価格が高い
自分で作るよりは割高です。
手作りすれば少量のお米で大量のお粥が出来上がることを考えると、あの少量でこの価格?と思ってしまうかもしれません。
ただ、赤ちゃんの食べる量は少ないので、離乳食用の食材が余って無駄になってしまうという方もいるかもしれません。
例えば、レバーが苦手でレバーを余らせてしまうという場合は、ベビーフードを使用した方がコストメリットがある場合も。
材料の種類が少ない
ベビーフードは野菜や果物のペースト、洋食、和食、中華などたくさんの種類、メニューがあります。
多いと感じるか少ないと感じるかは、人によっても使用頻度によっても変わるはずです。
ただ、季節の野菜や果物、お魚など、スーパーにいけばたくさんの種類の材料があることを考えるとベビーフードに使用されている食材の種類は限定されているといえます。
調理方法(風味)が限られてしまう
容器にいれて加熱殺菌するという方法は、圧力なべで作る煮込み料理のようなイメージです。
初期や中期であれば問題ないのですが、後期になってくると煮込みメニューばかりでなく、焼いたり、炒めたりしたメニューも取り入れたくなってきますよね。
また、強い加熱がかかっているので、野菜やお肉も全てよく煮込まれた風味になっています。
どうしてもベビーフードではだせない、味や香りがあります。
知らない原材料や添加物が気になる
ベビーフードは原材料を気にする人が多いのか?他の商品に比べて表示はわかりやすく、原料情報の開示もとても多い印象です。
それでも、〇〇エキス?加工でん粉?と家庭では使わない原料もあるので、ためらうこともあるかと思います。
原材料も食品添加物も表示をみれば確認できますが、メーカーのHPにはより詳しい情報があるので気になることがある場合、まずはチェックしてくださいね。
添加物について詳しく知りたいという方はこちら。
ベビーフードの活用方法
ベビーフードをうまく活用していきましよう。
おでかけに
赤ちゃんがいても、旅行、帰省など自宅以外でご飯を食べなくてはいけない機会はたくさんありますので、ベビーフードを活用したいですね。
赤ちゃんをみてもらうときに
ずっと赤ちゃんと一緒にいれればいいのですが、時には誰かにお世話をお願いしなくてはいけないこともあります。
自身が病気になったとき、用事ができてしまった時だけでなく、リフレッシュしたいときだって、夫や親に預けることもありますが、普段一緒にいない人にみてもらうのは心配です。
手作り離乳食を食べてくれないときに
一生懸命離乳食を手作りしたのに・・・あまり食べてくれない時は落ち込みますよね。
色々試しても食べてくれないときは、市販のベビーフードも試してみてください。
市販のベビーフードなら食べてくれる!ということもありますよ。
作る余裕がないときに
おでかけして遅くなった日や、すごく疲れて家事をしたくない日だってあります。
離乳食をつくる気力がない・・・。
そんな時は、ベビーフードを活用しましょう。
まとめ
ベビーフードは、手間がかからず衛生的というメリットがあり、持ち運ぶならベビーフードの方が安心です。
一方で、コスト面や調理のバリエーションという面では不満がある場合も。
手作りの離乳食とベビーフードを時と場合で使い分けて、お母さんの負担を減らしましょう。